ニューヨークで見た、日本経済の危機

昨日のメールマガジンで、

鮎川義介翁が昭和14年に創業した
日産グローバル株式会社の会長を
務めるある人物をご紹介しました。

78年前の昨日、昭和天皇が出された、
終戦の詔勅詔勅が、

戦後日本の経済復興を陰で支えた偉人、
文字通り日本の宝とも言えるこの人物の
人生を大きく変えるきっかけとなりました。

「敗戦の責任は日本の男にすべてある。
 潔く切腹すべきだ。」

当時、敗戦の悔しさで一杯だった、
旧薩摩藩島津家の末裔でもある
若干15歳のその人物は、

「国民が全力を挙げ、
 日本復興に力を尽くすように。」

と、強く国民へ訴えた
この昭和天皇の言葉に鼓舞され、
切腹を思い留まります。

そして、愛する日本を叩き潰した
アメリカという国へ渡り、

学べるものは全て学び、自分の手で
日本を復興させようと決意。

21歳のとき、いまだ占領下にあった
日本のマッカーサー総指令本部にて
語学試験・身体検査等々を経て、

“issued in occupied JAPAN”
と明示されたビザを獲得し、渡米。

その類まれなる実力を認められ、
米国国務省幹部として誘われるも、

バンク・オブ・アメリカの幹部から、
「日本経済の信用はゼロだ」との
言葉を聞き、

日本の復興への思いから同行に入行。

世界中から集まったエリートが
しのぎを削る中でも抜群の成績をあげ、
同行で最年少・日本人初のアジア極東
幹部に就任、帰国。

弱冠28歳で、現在価値換算で数兆円
ものクレジットラインを通じ、

三井、三菱、ホンダ、ソニー、丸善を
はじめ多くの企業をサポートし、
戦後の日本経済の復興に貢献されました。

「葉隠の侍」ゆえに、
その名を知る人も多くはありませんが、

文字通り日本経済復興の陰の立役者です。

そして、まさに真の「金融マン」と言える
その人物の名は、島津光二。

今から9年前、私は、この島津会長に
直接インタビューさせていただく幸運に
恵まれました。
(リアルインサイトという社名を
 気に入ってくださり実現しました)

その時の感動は、
今でも忘れることができません。

そして9年後の今月8月、
実は、ニューヨークに渡っていました。

島津会長がアメリカに渡った決意とは
比べようもありませんが、

日本経済に対する大きな危機感があり、

一度、世界一の都市と言われるこの街を
この目で見てみようと思ったのです。

結果、日本経済の現状に対する大きな
危機感を新たにしました。

ほんの数日行っただけでその国のこと
など分かるはずもありませんが、

食事の美味しさ、ホテルのおもてなし、
地下鉄やバス、街の清潔さ、
エンターテインメントのレベル、

その他の商品・サービス品質において、

東京は何一つ見劣りしないどころか、
ほぼ全てにおいてニューヨークに
優っていると感じました。

にもかかわらず、
価格は日本の3倍〜5倍です。

現在アメリカの平均時給は4700円
ですから、

人件費から考えても妥当なのですが、
このギャップに大きな危機があります。

アメリカの現状と、日本の現状を見比べると
「未来が見える」からです。

今、日本では、年初来の日経平均株価の暴騰、
(直近の陰りについては後でまた触れます)

コロナ明けの反動インバウンド需要で
外国人観光客が日本中に溢れかえっている
現状を見て、

景気が良くなったように沸き立っている
ように見えるかもしれません。

しかし、ただそれは、
日本のコロナ政策・経済政策の遅れにより、

世界各国(特に先進国)で2年前に起こって
いたことが遅れて起こっているだけです。

ということは、これから何が起こるか?

今アメリカで起こっていること、
今回ニューヨークで肌で感じたレベルの
インフレ、物価上昇が、

これから日本で起こるということです。

しかも、日本の方が、事態は深刻です。
原因は日銀にあります。

このあたりは、
現在公開中のインタビュー映像
で詳しく明かされていますので、

ぜひ学んでいただきたいのですが、

ただでさえ日銀の今までの経済運営のために
インフレの深刻化が予想されることに加えて、

すでに発生した物価・為替のギャップによって、
日本経済の空洞化が進んでいます。

年初来の日経平均株価の暴騰の原動力、
そしてそこで大きく儲けたのもまた、外国人です。
(日本人はむしろ損をしている人が目立ちます)

ではなぜ日経平均が買われたのか?
記録的な円安による割安感によってです。

ですから、直近、円安がまた進行する中で
日経平均に陰りが見えてきているのは極めて
危険な状況であるわけです。
(事実外国人の買い越しは減ってきています)

さらにコロナ禍においても、それ以前においても、
日本の土地が、旅館が、安く買い叩かれました。
(「激安ニッポン」なんて本が40万部売れる
ほどなのでご存じの方も多いかもしれません)

記録的な円安によって、
何もしていなくても日本人の資産は30%も
40%も失われているにも関わらず、

その割安な資産を外国人が買い漁り、
その後に深刻なインフレが到来すれば、

ますます日本人は貧乏になり、
外国人ばかりが日本の資産を所有し、儲ける。

日銀や政府の経済運営のまずさによって、
そんなことが起ころうとしているのが現状です。
(すでに起こっていますが)

日銀や政府に任せきり、
頼り切りになって何もしなければ、
刻一刻とあなたの資産は失われていきます。

自分の資産を自分で守る努力をしなければ、
誰も守ってくれはしません。

そんな状況の中、
日本人の資産を守るために取り組むのが、
このプロジェクトです。

金融業界におけるより深刻な問題は、
メディアや金融業者、インフルエンサー以上に、
当局にその原因があります。

でもそれは詰まるところ、
国民である私達個人の問題です。

私達が真の意味でのリテラシーを身に着け、
自立しなければ、ますます事態は悪化するばかりです。

そして今回の問題は、今日明日の生活に直結します。

経験している人は経験から知っている
「インフレが一番怖い」。

そんな状況を乗り越え、
あなたの大切な資産、生活、家族を守るために、
ぜひ「本物の叡智」をここで身につけてください。

ちなみに、今回ご紹介した島津会長が、
バンク・オブ・アメリカで頭角を現す中、

「日本人はスピーチはできないだろう」
と焚き付けられ、

奮起してスピーチコンテストでも優勝を
勝ち取った時のテーマは、

What is inflation

インフレとは何か、です。

島津会長は、今の日本当局の経済運営を見て、
何を語るのか、気になるところです。

そして、若くから世界各国を渡り、
そこで見てきた幅広い視点から
日本の現状を鑑み、

「この手で日本人を豊かにする」
「貢献をキーワードに世界で活躍する
 日本人を育成する」

ことをミッションとする塾長の念いもまた、

金融を通じて、戦後の日本経済を復興させた
島津会長に通ずるものがあると感じています。

そもそも、今日お伝えしたような視点を
私が持つことができたのも、塾長から学んだからです。

あなたの大切な人を守るため、
そして日本や世界の未来をよりよくするために、

共に学び、共に行動していけることを、
心より願っています。

>>ご参加はこちらから

それでは、また。
今日も皆様にとって幸多き1日になりますように。