【最後のご案内】四弘誓願(しぐせいがん)

おはようございます。

先日からご案内している
「哲學ツーリズム」ですが、

あと2日で創刊号の申込〆切となります。
>>詳細はこちらから
(6月30日23:59まで)

あさって23:59までにお申込みいただければ、
7月以降も引き続き創刊号の映像をご覧になれますが、

この期限から1秒でもお申込が遅れますと、

2時間以上の大ボリュームでお届けする
伊勢研修での徳山先生の特別講義は
お聴きいただけなくなりますので、

是非お忘れなくお手続きください。

また「どんな内容か少し見てみたい」
という方のために、

講義内容を少しだけYouTubeで無料公開します。

こちらをご覧になってご納得いただいたら、
ぜひ下記よりお申込ください。
>>お申し込みはこちらから

そして、前回に引き続き、

すでにお申込みいただいた方にも、
まだの方にもご参考として、

昨年の伊勢研修で私自身が得た氣づきを
書いた記事を改めてシェアします。

四弘誓願(しぐせいがん)

昨年の伊勢研修での氣づきとしては、
これが、一番重要な内容と感じました。

また、一番勘違いされていることが多い
内容かもしれません。

それは、正しい参拝の作法についてです。

神社に行ってお参りする時、

「神様に、お願いするのではなく、
 感謝を伝えるんだよ」

といった趣旨の話を聞いたことがあるかも
しれません。

もちろんこれは間違いではなく、
祈願を申し込む際に祈願内容に「神恩感謝」
とあることがそれを示していますが、

昨年の伊勢研修で、徳山先生から、

「実は、感謝だけでは不十分なのだ」

というお話がありました。

その際に教えてくださったのが、

四弘誓願(しぐせいがん)という教えです。

これは仏教における教えで、
全ての菩薩が修行の初めに起こす四つの願い
のことを指します。

その四つの願いとは、

(1)衆生無辺誓願度――
限りなく多くの衆生を救済しようという願い

(2)煩悩無量誓願断――
計り知れない煩悩を滅しようという願い

(3)法門無尽誓願学(誓願知)――
尽きることのないほど広大な法の教えを
学びとろうという願い

(4)仏道無上誓願成――
無上の悟りに達したいという願い

を指します。

神社のお話なのになぜ仏教を
引き合いに出すのか、

などとは是非言わないでください。

この學問が伝える一つの重要な神髄は、

万教帰一(ばんきょうきいつ)

であるということです。

それはまさしく聖徳太子が行った
偉業であり、

この王道學に、

神道をはじめとする日本の精神、
仏教をはじめとするインド哲學、
儒教・老荘思想をはじめとする
中国哲學の集大成、

さらには、古今東西を問わず、
ギリシャ哲學まで含めた學問の王道が
集約されている表れでもあります。

ではなぜ、
神仏にただ感謝を伝えるだけではなく、
願いを上げることが必要なのか。

誤解を恐れずに、
徳山先生の言葉をお借りしてお伝えするならば、

「感謝するだけというのは、
 結局、自分のことしか考えていないから」

です。

四弘誓願(しぐせいがん)は、
人々を救済することを使命とする菩薩の願い
であることからも分かるように、

百体清浄太祓において願いを持つ者が、
天地の神と同根であり、萬物の霊と同体である
ことからも分かるように、

そして、この學問が、
この国難を救うことができる人物を求めて
解禁されたことからも分かるように、

この學問を学ぶ者が持つべき意識とは、

1、自らが救われることでもなく、
2、自らが救われていることにただ感謝するだけでもなく、
3、他者を救う

ことにあります。

そしてそうした人々で日本中が満ち満ちることが、
聖徳太子の夢でもあるのです。

太子の夢。それは、

「慈悲の心で満たされた菩薩の住む仏国土の実現」

です。

そして、今この世界に最も求められていることでは
ないでしょうか。

だからこそ、感謝するだけでは不十分。

救済のために自らを磨き上げることを「請い願う」
ことをこの學問では行うのです。

このお話は、昨年の講義のもので、
今回収録されている内容には含まれていませんが、

毎回徳山先生のお話は異なりますので、
今年は今年でまた異なる氣づきを与えてくださいます。
(個人的には瀧原宮での現地講義が今回の目玉かと
 思います)

伊勢神宮には「呼ばれなければ行けない」
とも言われますが、

伊勢研修での徳山先生の講義に触れる
ことができるのもまた、
一期一会かもしれません。

伊勢研修での徳山先生の特別講義
をお聴きいただけるのは、

あさって23:59までにお申込み
いただいた方だけですので、

その一期一会のご縁で得られる
気づきを得たい方は、

是非お忘れなくお申込ください。
>>お申し込みはこちらから
(あと2日・6月30日23:59〆切)