中国経済躍進の秘密は、渋沢栄一の経営哲学にあった
2010年。
中国が日本を抜いて、世界第2位の経済大国となったことをご存知の方は多いと思います。
「人口が増えたからでしょ」
と13億を超える人口を、経済発展の理由だと考える方もとても多いです。
確かにそれも大きな理由ですが、もうひとつ
中国が拝金主義から脱却し、道徳心を取り戻してきた
ということを知らない方も多いと思います。
その大きなきっかけとして、
日本資本主義の父であり、2024年度からの新一万円札にも描かれ、
さらには、2021年NHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公に決定し、
話題となっている
渋沢栄一の存在がありました。
名前が世間には知られて来ているが、渋沢栄一がどんな人物なのか
知らない方も多いと思うので、渋沢栄一の生涯と彼の遺した哲学を理解し、
・なぜ今、渋沢栄一が注目されているのか?
・そこにはどんな哲学があったのか?
を紐解いていきたいと思います。
渋沢栄一の偉業
渋沢栄一は、日本資本主義の父、実業界の父とも言われ
現在のみずほ銀行、JR東日本、東京ガス、アサヒビール、帝国ホテルなど
約500社の設立・運営に関わった人物です。
それだけでなく
日本赤十字社、一橋大学、早稲田大学など
約600の社会事業の設立・運営にも携わり、
養育院(現在の東京都健康長寿医療センター)の院長を60年以上勤め、
身寄りのない子どもや、病気で働けなくなった人の支援を日本で初めて取り組み、
企業設立・運営と、社会事業の設立・運営を同時に取り組む凄まじい人物でした。
当時悪化していた日中関係・日米関係の改善のため民間外交に尽力し、
1926年、1927年のノーベル平和賞の候補にもなっています。
ピーター・ドラッカーも尊敬し、
「率直にいって私は、経営の『社会的責任』について論じた歴史的人物の中で、
かの偉大な明治を築いた偉大な人物の一人である渋沢栄一の右に出るものを知らない。」
と称しています。
現在では、CSR(Corporate Social Responsibility)
企業の社会的責任を改めて問いただす動きがありますが、
渋沢は100年以上前にそのことに気付き、
「道徳経済合一説」を唱え
ビジネスと社会的意義のバランスをとることの重要性を認識しており、
二宮尊徳が言うところの
道徳なき経済は「罪悪」
経済なき道徳は「寝言」
を実現せんとし、道徳とビジネスの調和をとり
両者のバランスが一方でもかけると社会は発展しないと考え
渋沢栄一の著書「論語と算盤(そろばん)」
を広く普及させるために尽力しました。
世界に注目された「ある」きっかけ
没後約90年経っていますが、著書『論語と算盤』が注目されるようになった出来事がありました。
それがあのリーマンショックです。
人間の際限なき欲望によってもたらされた、大量の失職者と超格差社会。
多くの経営者に打撃と衝撃を与え、
・ビジネスはお金儲けだけすればいいのではないのか
・一体何から学んだらいいのか
と多くの経営者、ビジネスマンが自身のビジネスの在り方を考える大きなきっかけとなりました。
そこで登場したのが、渋沢栄一の論語と算盤です。
2019年に
コー円卓会議 (Caux Round Table)というビジネスマンの国際組織が
「株主にとっての利益だけの経営はしない」
「株主だけではなく、従業員、取引先、地域社会に貢献できるビジネスをする」
と宣言し、さらに
アメリカに本社を構え、アウトドアグッズを扱うパタゴニアも
「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」
という経営理念に変更。
「搾取の資本主義」から
「愛に基づく資本主義」
へとビジネスを加速させていく動きが見えています。
冒頭でもお伝えしましたが、
欧米だけでなく中国でも同様の動きが出ています。
1990年代の中国では
鄧小平政権の下、
「金持ちになるやつからなれ!」
という錦の御旗を掲げた結果、拝金主義がはびこり、
中国国内でモラルが崩壊しました。
その後、2000年代になり中国のビジネス・政財界は
「モラルなき経済が続くと中国が持たない」
「我々は、道徳心を取り戻す!」
「そのために、渋沢栄一の『論語と算盤』を参考にしよう!」
という動きが加速し、
現在は、日本を抜いて世界第2位の経済大国となった
という事実は無視できません。
渋沢栄一が亡くなってから約90年。
今こそ、人として、ビジネスマンとして、経営者として
「どう考え」「どう生きるべきか」
の指標となるための原点として、渋沢栄一が注目されています。
ぜひ書店にて、「論語と算盤」を購入してほしいと思いますが、
書店やAmazonで購入すると数百円~数千円かかります。
実は今、渋沢栄一の事業哲学・経営に対するエッセンスを学べる映像が
期間限定で【無料】配信されています。
これは、渋沢栄一だけでなく
Apple創業者 スティーブ・ジョブズ
オラクル創業者 ラリー・エリソン
コーチングの権威 マーシャル・ゴールドスミス
などの名だたる超大物実業家が日本に「答え」を求め、
密かに学んでいた日本が誇る本物の事業哲学です。
私も繰り返し見ていますが、見るたびに新たな発見があり、
頭をたたき割られるような気付きもあります。
「日本にこそ答えがあったんだ!!」
「日本人なら絶対に見てほしい!!」
そう、強く思います。
短い映像ですが、これだけでも、「本物」の魅力がにじみ溢れ、
いま私たちが身につけるべき大切なものを思い起こされ、
あなたのビジネスに絶対に役に立つので、
無料公開されているうちに、ぜひ見てみてください!
渋沢栄一は人生における「成功」と「失敗」について、
「一時の成功や失敗は、長い人生や価値の多い生涯における泡のようなもの。
現代の人の多くは、ただ成功とか失敗とかいうことだけを眼中において、
それよりももっと大切な『天地の道理』を見ていない。」
と述べています。
渋沢栄一が生きた、明治・大正・昭和と比べて
平成・令和の日本は、目を見張るような経済大国になり、
「カネ」「ヒト」「モノ」が溢れるものの
どこか「虚しさ」や「空虚感」を感じ、
心の奥深くで感じる
「魂の鼓動」「燃えるような情熱」
を求めてフラフラと彷徨っています。
明治時代を生きた多くの人物の「生き方」
あの行動力は武士道に基づき、
日本の存在を、世界に認識させんとする、自尊心と誇りがあり、
未知の領域に挑戦する、創造性と精神力がありました。
私達は、経済人として、ビジネスマンとして、リーダーとして、
次世代に生きる人に引き継ぐために、
明治に生きた人々の魂と、渋沢栄一の理念を活かさなければならない
そう強く思います。
100年以上の時が経ち、ようやく世の中が注目している渋沢栄一の事業哲学を誰よりも早く学び、
自分のビジネスに活かしたい!という人はぜひこの映像を見ることを強くオススメします!
無料なので、この機会にぜひ見てみてください!