渋沢栄一なら、コロナ禍をどう乗り越えるか
先日ご案内した下記無料企画ですが、
きょうで受付を終了します。
https://www.realinsight.co.jp/lp/tri/corona2020/
この未曾有の危機を乗り越えるために、
主権者である国民として何をすべきか、
政治に対してどう働きかけるべきかを、
ぜひ学んで下さい。
日本をタイタニック号にしないために。
この企画の中でも、
王道學に触れて頂いた皆様にとりわけ
学んで頂きたいのは、
第2回動画で明かされる、
日本の先人による実践経済学です。
日本の近代資本主義を確立した渋沢栄一。
昭和金融恐慌の脱出に成功した高橋是清。
「昭和の妖怪」と呼ばれた岸信介。
戦後日本経済の未来をいち早く予測した
「孤高のエコノミスト」下村治。
彼らは一体何を行い、
かつて日本が直面した危機を克服し、
世界が驚く経済成長を達成したのか?
彼らであれば、
今このタイミングで何を行うか?
先人が遺してくれた「答え」を
ここで学んで下さい。
https://www.realinsight.co.jp/lp/tri/corona2020/
結論だけ先にお伝えするならば、
このコロナ禍に際して
今政府が行っていることは、
残念ながら先人が行ってきたこと
の真逆と言っていいでしょう。
そのポイントはいくつかあり、
詳細はご登録の上動画をご覧頂きたく
思いますが、
一つ重要なポイントをお伝えすると、
それは、格差の解消です。
特に渋沢栄一や高橋是清は、
この格差拡大に非常に気をつけていたと、
「異能の官僚」中野剛志先生は言います。
それは、
格差の拡大が最終的に深刻な経済崩壊を
引き起こすからだけでなく、
社会秩序の崩壊まで引き起こすからです。
実は今回のコロナで、すでにそれが起こっています。
ご存知の通り、アメリカでは、ミネアポリスで
白人警官により黒人男性が窒息死させられたことを
発端に人種問題が爆発しました。
当初は平和的なデモだったものが今では暴動や略奪、
殺人事件まで起こり、深刻な情勢不安に陥っています。
当初は平和的なデモだったものが今では暴動や略奪、殺人事件まで起こり、
深刻な情勢不安に陥っています。
この事件を
「殺人事件をきっかけに人種問題が起こった」
とシンプルに結論づけることはできません。
この事件は、
全てを市場原理に委ね「新陳代謝」を促し、
弱者を切り捨て格差を生み出す新自由主義経済に
よってすでに生まれていた社会構造上の歪みに、
コロナが追い打ちをかけて起こったものです。
もう少し具体的に言えば、
アメリカは、トップ1%の富裕層が全体の90%以上
の富を握る極端な格差社会ですが、
アメリカが今回のコロナで世界一の感染死者数を
生み出した原因が、
黒人をはじめ有色人種を多数含む低所得者層が
働く飲食業などがコロナで大打撃を受け、
国民皆保険の制度もなく医療費を支払えないため
まともな医療を受けられなかったことに一因がある、
と中野先生は動画の中で指摘します。
https://www.realinsight.co.jp/lp/tri/corona2020/
さらに、コロナ感染拡大後の3ヶ月で
米国の富裕層の資産は62兆円も増えた一方、
失業手当を申請した米国人は4300万人。
社会的弱者の中に長年溜まっていた鬱憤が、
コロナショックと殺害事件によって一気に
爆発した、というわけです。
このデモや暴動を「仕掛ける」側の存在も
指摘されていますが、今は触れません。
より重要なことは、
同じことが日本で起こる可能性もある、
ということです。
5月時点で国内の完全失業者の数は198万人、
前月から33万人増加しています。
また、それ以上に多いのは休業者で、
4月下旬の時点では597万人いた休業者が
5月下旬には423万人に減ったものの、
この中には、第一回動画で藤井先生が指摘
する非正規雇用者が多数存在するため、
6月末に契約が切れる非正規雇用者を中心に、
休業者から失業者に転じる可能性があります。
長年デフレに苦しんできたこともあり、
庶民の窮状は切迫しています。
「日本でそんな暴動が起こったことはないだろう」
と思われるかもしれませんが、
実はそんなことはなく、1923年の関東大震災の時、
朝鮮人が井戸の水に毒を入れたという噂が流れ、
自警団により在日朝鮮人17人が亡くなっています。
さらには、この企画の動画の中で明かされている
高橋是清の話がまさにそうで、
https://www.realinsight.co.jp/lp/tri/corona2020/
昭和恐慌で農村が大打撃を受け、
中小企業がどんどん潰れ、大量の失業者が生まれ、
貧困にあえいでいる中、
井上準之助はそれを無視して緊縮財政を続けた。
高橋是清がその方針を変更し正したが、
疲弊しきった農村階級と中小企業・自営業者の
生活は苦しく、
それを放置する日本政府に対する不信感が高まり、
過激な右翼運動に流れ、社会不安を増幅し、
軍部の台頭を招き、二・二六事件を引き起こし、
高橋是清は殺された。
つまり、緊縮財政で日本が軍国主義化して
いったという事実を指摘されています。
同じことがもし今起こりうるとしたら、
今回、財政出動が不十分で国に見捨てられた、
社会に捨てられた、
自分達は苦しい思いをしているにも関わらず、
のほほんと生きている連中がいる、
という人々の鬱憤が溜まっていく中で、
危険な思想を吹き込む者が現れると、
一挙に大衆が煽動される可能性があると、
中野先生は警鐘を鳴らします。
実際、ヒトラーが総統となった時のドイツは
第一次世界大戦後、国民総所得の数年分にあたる
賠償義務が課せられ、
さらに世界恐慌によって
壊滅的な経済状況に陥っていました。
そんな時に、民衆は「魅力的で希望的」な
ヒトラーを熱狂的に支持し、
民主的に国家権力を握ったのです。
先ほど、アメリカのデモや暴動を
「仕掛ける」側の存在も指摘されている、
と申し上げましたが、
こうした社会的混乱と煽動者の祭り上げまで
セットで仕掛けることも不可能ではありません。
そんな存在がいるにせよいないにせよ、
こうした社会的混乱の中で日本が極めて
危険な道を歩むリスクがあることは、
絶対に知らなければなりませんし、
現代版「ヒトラーの登場」などは、
何としてでも防がなければなりません。
是非その方法をここで学んで下さい。
https://www.realinsight.co.jp/lp/tri/corona2020/
経済の本質である「経世済民」
(世を経(おさ)め、民を済(すく)う)
を実践するとはどういうことかが、
ご理解頂けると思います。
それでは、また。
今日も皆様にとって幸多き1日になりますように。
株式会社リアルインサイト
興心舘 王道學講座主宰 鳥内 浩一